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冬の夕暮れ
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作詞 えっくす |
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家を飛び出した 君を追いかけてゆく
公園のベンチに座る君を見た
息遣いつよく マフラーによりすがる
2人の間を風が通り抜けて
寒いなら素直になって 僕に抱きついてほしい
口を閉ざした君は今 少しだけ僕を見つめた
茜に染まった空は 厚い雲に覆われて
妙な2人の空間をいつまでも照らさない
「喧嘩はもうやめにしよう」 呟いた僕に
君は無言でマフラーにすがる
風が荒れだす 冬の夕暮れ
葉が流れてゆく 地面をすべるように
公園のベンチに座る君と僕
ため息をついた 冬空に問いかける
僕らはいつまでこうしているのかな
寒い空 日はまた暮れた 僕に近づいてほしい
狭い隙間を埋めるのは “ごめん”の言葉だけだから
雲だけ浮かんだ空に 深い夜が見え隠れ
嫌な2人の関係をいつまでも見つめてる
「(喧嘩はもうやめにしたい)」 そう思う僕を
君は無言でじっと見つめてた
心揺れだす 冬の夕暮れ
無言でいいよ 僕に抱きついてほしい
口を閉ざしたまま君は 狭い隙間を埋めていた
茜に染まった空が 厚い雲をかき分けて
抱き合う2人の空間を少しだけ照らしてた
「今度はもう放さないよ」呟いた僕に
君は無言でマフラーを放る
2人抱き合う 冬の夕暮れ
夜が近づく 冬の夕暮れ
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