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No Today, but Kyoko
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作詞 少年アリス |
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明日には継げるのだろうかと
水面(みなも)を振り仰ぎ 呼吸に思いを馳せた
抵抗の僅かな塩水を掻き分けながら
わたしは太古の時代へ潜り続ける
原始の土からは
芽吹き 生長 頑なな蕾の解れる音
遡れば昇るほど降っていく
冷めきって燃やすものが無い体躯
スノウドロップ エーデルワイス
お父さん お母さん
おはよう 遊ぼう
繰り返し唱えていなければ 失われる言葉達
わたし ここで 生きてたのに
軽くなる でも動けないの
どんなにしがみ付いても
暗黒に意識が引きずられて同化するのは
怖い 寒い
「歩きたいから」 空気のような声を吐き
浮きかける裸足でコンクリートを踏み締めて
旅立つのに相応しい 思い出深い公園へ
君は自分で進んでいった
真夜中の交差点
信号も住宅も二人のために消灯された
月光を模写した眼差しが 無理強いせずに
忘れないで、と甘美に笑う
忘れられるものか
確かに在ったんだ
最期の耳元に 無慈悲に告げた神サマ
俺は夢のエンドロールを蹴った
あの娘(こ)の願いは
ただ そこにいたい
それだけだったろ
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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