この毒々しい心の声を聞いてくれ
今にも破裂しそうなこの日常が
悲鳴を上げて僕と世界との間に割り込んだ


叫んだよ君は叫んだよ
嫌だと言っても聞こえない
今すぐ太陽が沈んで静かに月が泣くんだ

泣いたよ僕は泣いたよ
こんな声を上げるまで何も変えようとしない
自分の弱さに


非日常を追いかけて僕は夜を歩く
破裂した日常を背負って
もう歩けない重すぎるって


気づかないだれも気づかない
君が叫んだこと僕が泣いたこと
涙は冷たいアスファルトに落ちた


撥ねもせずに吸い込まれた涙は
君の意識を拾わず何処かへ行ってしまった
雨ばかりなんだ　見える聞こえるのは
雨ばかりなんだ


叫んだよ君は叫んだよ
いつも大衆ばかり騒がしくて
僕の涙も君の声も届かなかったんだ

叫んだよ僕は叫んだよ
気付くまでやるさ高ぶる心で
耳を塞ぐあんたらの「耳」じゃなくて

叫べよみんな叫べよ
心が共振することを同情としか
考えられないなんて馬鹿だ

それは美しい

それは美しい

そんな心が欲しい