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女中恋歌
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作詞 ハラダッチョ |
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制限の無い苛立ちを隠せずに居る私
辺り散らした後のこの掃除 はかどってる?「いと宜し」
群雲が流れて月恥じらった 美しい
散り際を尋ねては門前払いさ 忌々しい
閑散とした裏路地のため息をも飲み干し
変わり身早いわどの子もそう「侮ってる?」しどろもどろに
輝きは色褪せ舌噛み切った 潔し
擦り切れたあの雲は東へ伸びてさ 弱々しい
性(さが)染みた衣の揺れが
香り連れ出し飛び立たす
かの元へ届くのかは知らない
けどね焦らないで
愛しさは忍ばせ慈しむもの? これ宜し
寄せた皺ほどいて綻(ほころ)んでは しみじみ
只ならぬ不安から覗き込んだ鉄格子
繋がれて引き回し 石場へと あの人
群雲が流れて月恥じらった 美しい
散り際を尋ねては門前払いさ 忌々しい
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