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エウロス
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作詞 時の放狼者 |
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記憶に残らない放浪者
風の吹くまま気のむくままに
のらりくらりと歩き出す
嗚呼悲しきかなこの世界
誰も呼び止めることも無い
歩みを止めさせようとする者も無い
彼の人(かのひと)の名は
エウロス
忘れられた風が吹き抜ける
エウロス
東風が俺を呼んでいる・・・
神のみぞ知る宿命に
ただ身をまかせることしか出来ぬ
ゆらりゆらりと過ぎ去って
嗚呼淋しきかなこの旅路
人々は知らない
右側の風を
感じてはいるのに
エウロス
忘れられた風が泣いている
エウロス
東風はやってくる
虚空に佇む少年が
後ろから名を呼んだ
記憶の歯車が噛み合った
エウロス
忘れられた風が吹き止んだ
エウロス
東風が振り返る
エウロス
風は名を取り戻し
エウロス
東風は涙した
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