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Dice
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| 作詞 蘇季 |
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ゆらり、ゆらり...
視界から
君はどうして遠ざかる？
この問いかけには、
もう応える人はいないのにな。
「これから何処に行こうか。」
それから歳月は過ぎました。
「あれから何年たったかな。」
どれから片付けようか。
頭の中を巡り巡った
あの日の影法師
切り取って壁に張り付いた
立ちつくす僕に君は笑って
「じゃあね」なんてさ、
口にするから
手を伸ばした時の感覚が
未だに残り続けるよ...
目の前にあるグラスに
あの日見た月を重ねた。
逆様に映る世界は
まるで僕等の関係を予言していた。
そんなおとぎ話、
飽きずに聴きに来る少女
その瞳の色に気付きもせず
階段を上るように
明日を見る君に
「どうしたら翼が生えるかな？」
なんてさ
突拍子もなく言うから
冗談だと思ってしまった。
揺らぎながら沈んでいく躰
そういえば誰かが言ってたな。
「人生はゲームのようだ」と
あの頃の僕には理解できない科白だった。
とりあえずは、駒を進めよう。
目の前に広げられたものは
今まで失くしてきたモノばかりだった
「ああ、そうか。」
やっと気付いた、あの日に戻れたなら
逆様に歩き始めた
振り出しに戻る日を望んでさ。
川に身を投げるような日々だ
脆弱な静寂に身を委ねる
そこに君がいたなら.....
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