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作詞 蘇季 |
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“嘘をついて笑って見せる”
損なことだけ身にしみついて
積み上げた城壁は
誰も越えられはしないだろう
ふと空見上げて高すぎた壁の向こうの
世界に想いを馳せて
飛行機を飛ばした
孤独の意味さえわからないまま
過ごしてきた時間が長すぎたのかな
渇ききった喉を潤す為の
言葉が掌から昇華して消えた
間違いようのない 君の面影
探して求めた安らぎはもう
穢れた翼を持つ僕には
罪と咎 だけが追い詰める
時計の針が12時を指した
人々は歓喜の声
独りだけ感嘆の声
人一人守り切れず
冷たくなっていく指先
「ありがとう」さえも言えなかった
繋いだ手の温もり
また求めて
万華鏡のように 散らばっては解けて
裏切りの代償に刻まれる傷
君にだけは見せたくはなかった
いくら作り笑顔で過ごし通しても
君の前だと簡単に崩れてしまうんだ
弱さを曝すことだけは避けたかったのに
声を聞くだけで泣いてしまう
作り上げた壁を 飛び越えたなら
君に触れること 許されるでしょうか
どんな痛みも 共になら乗り越えられると
信じては手放してしまうのだろう
嘘つきの笑いがこびり付いて
剥がれなくなってしまったのは
己への罪だから
笑って泣いて過ごせる君の頬に触れていたい
なんて
届かなくなる前に消えて
想いごと終う事も頭によぎった
それでもこうして今
生きているのは
君の笑顔が見たいから
それだけでいい
それでいいんだ。
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