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無在
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| 作詞 蘇季 |
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逆様に手にした本意
冷たく突き刺さる棘みたいに
留めを指して
空廻る考え それ以前に
unterstromung
何処までも続くように
心誘う歌は無意識の中、
あちらこちらへ手招いて
選び取った真意
それはまだ当てにならないと
笑いかける僕が映るから
鏡を今すぐに叩き割って
紅く染まるセカイに
キラキラ乱反射する欠片
魅出だした色彩
眠気が失せるほど
透明な白に
褪せてゆく黒
何れにせよセピアに
染まる標識
動けなくなるイメージ
振り翳すはナイフ
もう動けない“ここから”
爪を立てて足掻いた景色
形式すらない・かけ離れて迷路
もう誰にも微笑まないように
誓った灰色の夏
降り出した雨の中
裸足で駆けていった
誰かの言葉は
『怠惰的理想論』
堕落した先に 見出しては掲示
キリのない溜息
空白の日々が過ぎてく
何処までも続いてく明日に
印象すら薄れてゆく
微かな香りに惹かれて手にする果実
口にする前に
遮る誰かの唄
「本能が拒絶する
相対する日々
震える言葉、全ては影に.....。」
強制的に引き戻される現実に
戸惑っていた
「僕の本当にほしいものは」
近くて遠い世界
光よりも早く
“特別な色なんていらないよ
形なんてモノには当てはまらない”
まるで虚言みたいに、全て喧噪に掻き消されて
祈りさえ跡形なく爆ぜてしまうなら
研ぎ澄ました感情を裂いて
これ以上掻き回さないで
壊れてしまうから
両手にこぼれるほどの
涙を抱え込んでいた
忘れていたいんだ。
記憶の片隅 微かに点滅する。
全てを塞いだ景色
その色すら存在しない。
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