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不笑明暗
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作詞 蘇季 |
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目を逸らした世界は急速に進化を遂げたが
脳内は後退するばかりで
笑えない。
上の存在に従うだけの生き方なら
とっとと止めて
さぁ・・・踊り狂えばいい
掌の中はらりと舞い落ちる花弁
砂の中へ溶けて
跡形も無くなる。
時間切れの合図
堪えられない雑音・人混みの中
目の前の色彩は灰だらけで
見えやしない
木霊する声に光は見いだせない
暗闇の向こうへと
手を伸ばしても
届かない・・・夢の中をさまよって
遠く響く歌声は・・・
闇夜に咲いた真っ白な花を
一つ摘み取って
戦禍の風に飛ばした。
ひらりひらり・・・
遠退く影が手招きする方へ
走り出した。
木霊する声に答えは見いだせない
光の向こう側へと
叫び続けても
続かない・・・現実の中を漂って
遠く響くは・・・誰の唄?
耳を澄ませば懐かしい唄が
脳裏に焼きついた世界が
フラッシュバックして
どうしようもなくなる・・・から
笑えない。
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