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月と謌。
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作詞 蘇季 |
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空を見れば哀しいほど光る月。
迷い道振り返れば 芳しいほどの花の香りが徐々に気を狂わせてく。
電柱に挟まれたハンカチに描かれた文字に
あの日の僕が睨みつける。
すべてを敵視して過ごす日々に イラつきしかなくて
眩暈。
時計の針は動きを止めて
終わりも続きもましてや始まりもない世界に居座る。
青いネットが横たわるカラスの秘密基地。
何か宝物でも見つかったのかい?
空中に描いたSOS、誰も気付かないまま The end...
からかうだけなら話しかけないで
イタミだけが蟠る。
悲しみだけが付き纏う。
そんな甘ったるい世界に揃いも揃って拍手に喝采。
一体何がしたかったの?
言葉よりも早く君に会いたい。
夜空を越え 星をめぐって
最後に 辿りついた世界に
君がいるなら もう怖くない。
独り笑って泣いて過ごしてきた日々は遠くて
それでも一人ここに居るよ
時計を気にしながら。
急に飛び出した外の世界、
すべてに怯えて泣いて。
平気なふりをしていても
いつかは壊れてしまいそうで。
月の光があまりに眩しすぎて
このまま眠りたい。
一秒ごと 時を刻む
世界が哀しくて
ここに存在してるのかでさえ
曖昧で不安定で 理解らなくなる。
君の目に映る景色はどんなふうに見えてるのだろう
万華鏡のようにくるりまわって
この声を届けたい。
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