|
 |
|
たんぽぽ
|
| 作詞 くねさん |
|
草の上に寝転がる 青を背に鳥が飛ぶ
心地いい風が吹く 草たちがざわめく
そこにタンポポという名のひとつの黄色い花
時が経つにつれて いくつかに増え、旅に出る
青い空 白い旅人 「どこまで行くの？」
遠い遠いどこかの地で 旅人は根をはり
また美しい花を咲かせる そして旅を繰り返す
草の上で目が覚める 赤を背に鳥が飛ぶ
ぼくは立ち上がって そばにあるひとつのタンポポの種を手にとって
そっと息を吹きかける
一人一人別れ行く また花を咲かせるため
風に乗り 白い旅人 夕日の向こう
遠い遠いどこかの地で 旅人は根をはり
また美しい花を咲かせる そして旅を繰り返す
どんなに踏みにじられても立ち上がるたんぽぽ
そんな姿に涙する 今日この場所で・・
涙をぬぐって走り行く 少し袖が濡れる
そろそろ家にでも帰ろう 今日のぼくの旅は終わる
遠い遠いどこかの地で いくつものたんぽぽが
力強く天に向かって 背筋を伸ばしている
|
|
|
