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懐夢
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作詞 風待 遊 |
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色褪せた教室と 使い古した傷だらけの机
瞬く間に目の前の情景がセピア色に染まってゆく
閉ざされた困難(つぎのドア)
いくつ開けば僕は歩けるのか?
いつになったら憧れのゴール(ばしょ)へとたどり着くの?−風に訊いた
君がくれた思い出も
胸に宿った夢も置き去りにしたまま
大人になった僕には 後も先もなくて
ただこの瞬間(いま)を生きてゆく事で精一杯
疑問は尽きることなく 次から次に
僕たちを悩ませていたけれど
どんな時も一生懸命 泣いて笑ってたね
どんなに歪んだ日々も 輝いて見えた
正義ばかり求めては
派手に外れた道を選んでしまったり
正直すぎた僕らは いつも夢に見とれ
寄り添いながら傷をつけ合っていたんだね
この世の真理(まこと)は時に 曖昧すぎて
僕たちを悩ませる材料(かて)になる
生きる事の仕組みを どうして人は知ってゆくの?
社会と折り合うことも難しいくせに
疑問は尽きることなく 次から次に
縛られて生きている今日だって
受けてゆくの この命(こころ)で この胸で この両手で
他人(だれか)を傷つけるのに 慣れてくために
一つずつ出来事を乗り越えて
ときに涙呑み干したり嘘をついてゆくわけじゃない
上手に生きたいだけさ いつの世も 君と・・・
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