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信じるひと
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作詞 風待 遊 |
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とある町の 廃れた教会で
小さな声で祈りを唱える 若いシスター
彼女の心には 大きな迷いがありました
それは誰の幸せを一番に願えば良いのかとゆうこと
自分か それとも他人の幸せか
「神に仕える以上 私は優しい人でいなければなりません」
誰が決めたわけでもない 彼女が決めた事でしたが
Ah 最後まで 理想を演じる事は出来ませんでした
何があっても 彼女は彼女のままでした
その人は 自分に負けたのです
その教会で 40年あまりも
牧師と共に働いてきた 年老いたシスター
彼女は一度だけ これ以上ないというほどに
心から人を愛し 将来を誓い合ったことがありました
だけども 「愛するあなた」は
荒れ狂う戦禍の波に飲まれ 血生臭い戦場に送られた挙句に
銃弾に撃ち抜かれて 一足先に旅立ちました
Ah 忘れない 月日が流れる中で 全て変わっても
忘れられない 記憶が私を支配する
あの日々は 幻だったのです
町一番の嫌われ者
周囲をイヤな気持ちにさせる天才少年
馬鹿ではないけれど 空気を読む事理解らない
そして自分を守ることで頭が一杯な臆病者
嘘つき、卑怯、弱虫、甘ったれと
陰で嘲笑(わら)われてもね 悲しい想いを隠しながら働き続け
罵倒されても折れないで 我が物顔でこの世をゆく
Ah 信仰抱き 祈りを捧げる君は 何を信じますか
信じることは それ程美しいのですか
ぐちゃぐちゃに 絡み合う価値観(せかい)の中で
忘れない 月日が流れる中で 全て変わっても
忘れられない 記憶が私を支配する
あの日々は 幻だったのです
Ah 最後まで 理想を演じる事は出来ませんでした
何があっても 彼女は彼女のままでした
その人は自分に負けたのです
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