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スラムダンク
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作詞 show |
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観客が騒いでいる。
うるさくは思わないが、少し目障りだ。
相手の動きを見て、ボールを素早くカット!
仲間が二人、前に走っている。
右か?左か?
どっちだってかまわないが、左の奴のほうがレイアップシュートは上手い。
右の奴は、ダンクが上手い。
考えたあげく、決めた方向は右の奴だ。
左を見ながら右へパスをした。
読まれていたらしい。カットをされた。
しくじったが、また取り返せばいい。
しかし、あっけなく決められた。
決められたものは仕方ない。
決め返すんだ。さぁいこう!
華麗なボールさばきを僕は観客と相手に見せながら、一人、また一人と抜いていった。
最後はアリウープパスでダンクを決めてもらおうか。
そう考えた瞬間にゴールの近くにパスを出した。
観客はおもわず、ため息をついていたが、思ったとおり。
右の奴は思い切り足を開いて、強くコートを蹴ってジャンプした!
次の瞬間、右の奴は華麗なスラムダンクをしていた。
僕は嬉しくてたまらなかった。
彼の今までで最高のスラムダンクを決めさせたんだから。
観客は大蛇のように会場をうねらせ、暑いくらいの活気に溢れていた。
スラムダンク。
それはバスケットボールという球技の中で一番華麗なシュートだとそのとき思った。
スラムダンク。最高だね。
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