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花氷−想いの伝え方
作詞 思
僕の持つありったけの文章力をもってしても
この気持ちを言葉にすることは難しい
「愛してる」だなんて重苦しい言葉を使うには
まだ僕は幼すぎてその強さに押し潰されてしまいそう

「遠くから見ているだけでいいんだ」大人ぶって言う
見れば見るほど切なくなることも知らずに
誰かと喋る楽しそうな横顔を眺めて
友達でさえもないくせに「僕だけを見ていて」と無茶な我儘
心の中で繰り返す
そんな自分がもう、嫌になる

手を伸ばしたらいとも簡単に届く位置に君は居るのに
何故だろうそんな距離でさえも遠く遠く怖く
紡ぎ出そうとした言葉が喉の奥に引っ掛る
「吐き出してしまえ」…そうすれば楽になるなんて嘘
どっちにしたって弱い僕はここに立ち止まったまま動けない

触れたら融けて消えてしまうだろう
凍りついたその中に眠るものは何?


今日君と交わした何気ないたった一言を
思い出しながら眠るささやかな幸せ
ほんの少しだけど近づいた気がするんだ
「僕は今日の君の記憶に少しでも残ることができたかな?」
瞼の奥で繰り返し
揺れる君の笑顔、君の声

冷たい氷に閉じ込められた蕾のよう咲くこともなく
凍った想いが融ける時をずっとずっと待って
僅かに触れた指先から伝う熱に包まれても
花開くことはなくただもどかしい思いだけが
心の奥で渦巻いて僕を静かに侵していくんだ

締め付けられて、溢れて零れて
いくら涙を流しても枯れないのは何故?


顔をあげたら茜空の中君の後姿がひとつ
黄昏に映える長い髪がふわり揺れて輝き
思わず声を上げた、そして君が振り返る刹那
感じたことも無い熱さが僕の中を廻って
氷は融けて、込み上げて頬を伝って足元に落ちた

きっと大丈夫、届くと信じて
裏返った声で叫んだ「きみがすきです」


君は驚いて、そして微笑んで
「わたしもすきです!」と 聴こえたのは幻聴?

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 花氷−想いの伝え方
公開日 2007/10/28
ジャンル その他
カテゴリ 恋愛
コメント 折角ティーンズ真っ只中を生きているのだからそれっぽい詞を書こう!と意気込んで玉砕した詞。(そんなの載せるな   やっぱり私に純情な歌詞など書けなかったようです。(死
思さんの情報













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