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「幸せにネ」そう、言える日まで。
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作詞 天愛羅 |
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繋いだ手を 離してしまった。
ぅうん。 離そうと思ったの。
この手を伝わってくるあなたの体温 そして愛
時に幸せで満ち溢れ
でもどこかで 苦しいと思っていた。
あたしは あなたを愛しているという
証を 永遠に失くしてしまったのだと・・・
そう、思うしかなかったの。
放課後の校舎にも
家までの道にも
あの公園にも
・・・あなたしかいなくて
でもどうしてだろう??
全部 幻でしかないょ。
あたしはきっと 幸せすぎた。
あなたが並べる たくさんの愛に
あたしは 応えられなかった。
だからあなたを こんなにも傷つけ
苦しめてしまった。
そしてあたしは あなたの手を・・・
繋いだ手を 離そうと思ったの。
その罪はきっと
どんなことをしても 償いきれないでしょう。
だけどこれ以上
あなたを苦しめ続けることは
もっと罪深いことだと 思った。
・・・泪をこらえて あなたに告ぐ。
「ずっと一緒にいようね」
そう、笑うあなたに
「もう、一緒にはいられません」
そう、笑って。
あの苦しみは 今でも消えることなくここにあるょ。
なんで苦しかったんだろう??
なんで泪をこらえなければならなかったんだろう??
あの時気づけなかったことが
今なら素直に 言える気がするの。
・・・。
きっと今でも・・・
あたしはあなたのことが 好き。
幸せすぎて 気づけなかった。
愛したあなたを どこまででも傷つけ
繋いだ手は もう、ここにはないょ。
当然の報いだね。
背を向けて 歩き始めた。
あなたは何度も振り返る。
だけどあたしは 振り返らない。
・・・振り返れなかったのかもしれないね。
時は流れ 距離は遠く
あなたはもう、振り返ることをやめた。
だけどあたしは 振り返る。
進みもしない。 立ち止まったまま。
遠くなるあなたを 見つめているの。
・・・もう、遅いのにね。
だけど もう、あたしのわがままを
あなたに言うことはできないから・・・。
今のあたしにできることは
あなたの幸せを 誰よりも願って
泪をこらえて 笑ってみせる。
遠くなるあなたに 手を振りながら・・・
「幸せにネ」
そう、言えるその日まで
ちょっとここで 休憩させてください。
追いかけることはできない。
この道の先で 出会うこともないでしょう。
失って気づくことが あたしには多すぎた。
「幸せにネ」
そう、言える日まで。
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