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その日まで
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作詞 天愛羅 |
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使い古された机に 落書きの残る黒板
僕らの歩んできた日々を刻む あの古時計
放課後のチャイムの音も 先生の怒鳴り声も
きっといつかは 思い出に変わるだろう
あの日僕らが出会ったこの教室で
何度笑いあったでしょう 何度泣いたでしょう
何にも変えることのできない時間が
時の流れをさかのぼる
誰がどうとか あれがなんだとか
人間の身勝手さは 計り知れないけれど
一人一人が それぞれの形で生まれ生きて
今ここにいる
同じときを 同じ運命を辿る僕らでさえ
あの瞬間 そしてこの瞬間に
感じ 想うことはそれぞれであろう
それでもきっと
この教室で過ごした日々がいつかは
眩しいくらいに輝く笑顔で満ち溢れるだろう
だから
僕らは今 泪を浮かべながらも
必死で笑い 手を伸ばす
それぞれの道を歩み始め
きっといつかはまるで別人のように変わる日が来るだろう
ケンカばかりしていたあいつに
反抗ばかりした先生に
あまり上手く話せなかった子に
想いをよせたあの人に
今日くらいは
勇気を出してみようと想う
手を握って 話す言葉は
「またな」それだけだけど
同じ場所で 同じ時間を過ごした仲間と
もう二度と会うことはないかもしれないから
同じ思いで 同じ形で
会うことはないと思うから
だから だから
「またな」
この先の道で どんなことが待っているかなんて未知の世界だけど
またこの場所で 出会うその日まで
眩しいくらいに輝く笑顔で満ち溢れる
この教室で出会う
その日まで
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