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シンデレラ
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作詞 天愛羅 |
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もう12時の鐘が鳴る
もっと貴方といたいのに
どうしてこうも 想いは儚く流れていくのでしょう
貴方と出遭ったあの日と
背を向けて歩き始めたあの日
温かい貴方の手のひらと あたしの手のひらを重ね合わせ
繋いだこの手を離さぬようにと
ぎゅっと握り締めた
そしてきまって貴方も その手を握り返すの
一瞬一瞬の幸せと 時々の苦しみと
誰かを想い 誰かを求め
「愛してる」そう唇を重ねた
どうしてこんなにも熱い想いが
まるで初めからなかったかのように消えていくのでしょう
不思議だね
そしてまた
他の誰かを愛すの
お互いが違う道を選んで 振り返ることなく進んでいく
12時の鐘が鳴り
シンデレラは王子様の手を振り払った
愛し合っているのに何故?
繋いだ手を離さないで・・・
でもね
出遭った2人に永遠など授けられていないの
あの日あの瞬間に
赤い糸という名で結ばれ
そして
いつかどこかで
運命という名で背を向け合うの
それはきっと 誰にも変えられないことだと想う
12時の鐘が鳴り
シンデレラは去っていった
逆らえない何かを知っているから
でもね
貴方を愛しているの
愛しているから・・・
シンデレラの靴はぴったりなのに
どうして途中で脱げたんだろうね
「別れ」という運命には逆らえないのかもしれない
だけど
貴方を愛したことに 後悔などしたくはないから
シンデレラの靴は 王子様の手の中に
貴方を愛した証は 貴方の手の中にありますか?
シンデレラの靴は
貴方を愛した たった唯一の証だったのかもしれない
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