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思想試走詩想
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作詞 紋白蝶 |
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日常ってなんだか現実感無いわよね そう呟く君の目はなんだかとても悲しい どうしたの?君がそんな事を言うなんて珍しい 君の前にコップを置きながら僕は聞いた 今日ふと思ったの もし今たとえ突然自分が死んだとしても 誰にも何もわからないままその事実は終わってしまっていて 止められない事象だけが残って悔やむのはあたしじゃない誰か 一気にまくし立てコップを掴んだ だって死ねば何も残らないのでしょう? そうだねと僕は呟く 箱庭(この世界)の中で生きられたとして何がのころるのかしら? 君は悩む 僕も悩んだ たとえばの話 彼女がうつむきながら口を開いた たとえばの話 あたしがここに生きているって誰が証明できるの? 誰も証明できないだろうね 僕も呟く あたしは心理学者でも理論学者でもないから難しいことはよくわからないけどさ 僕は呟く また例えばの話だけど君が生きている世界が“現実”で僕が生きている世界も“現実” それが何らかの事象が変化して支えあって対立して初めて少しだけ君と僕の“現実”が重なって上手い事この世界を作り上げて でも君と僕は触れることの無い “現実”に生きているのかもしれない 僕の呟きを聞いて君が最もな疑問を投げる ねぇ “現実”って何? 僕は問われて悩んだ 何だろうね 僕にもよくわからないや 君から灰皿が飛んできた
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