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私というもの
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作詞 紋白蝶 |
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ときどき
本当に時々だけど.
私は私を見失う
誰かの傍にいても
誰かと話していても
誰かに触れていても
私は私という存在を忘れてしまう
私は誰?
私は<font color=white>紋白蝶</font>。
私は私以外の何者でもないし
何者にもなれないのに
見失ってしまうなくしてしまう
私は私というものの為に
だって誰も教えてくれない
“貴方は何?”
問い掛けてくる声は間違いなく私の声
“わからない”
答える声も間違いなく私の声なのに
私を見つけたくて
左腕に十字を刻む
生きている事は知っている
でも“生きているのはだれ?”
鈍い痛みが目を覚まさせる
それでも見失ったまま
薄くにおう鉄の香
視界に残る鈍い赤
感じるものは“私”なのに
見失ったままの“私”は戻ってこない
どこへ行くの
何も持たずに
どこへ行くの
私を置いて
どうしてわからない
私は私でしかないのに
私というもの
それは曖昧で
誰も知らない不確実なもの
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