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Larme
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作詞 米 |
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選ばれることを望みすぎて この手は何を掴んだの
すりむけた命の色 拭ってまた嘘つく
移り変わりに生まれる焦燥 隠す事でごまかした
暗闇に向かえと呼ぶ その声だけ頼りにした
気付けば一人だった 言葉は死んでいった
振り返る場所もない 生まれるものも何もない
寂しさに足がすくんで 逃げ込んだ鉄の籠
縮まる心を置き去り 抜け殻だけが一人歩き
空気の重い正方形 隅で身体を揺さぶって
音を忘れた世界で 叫ぶ声を見失った
孤独を夢見た 自由と履き違えていた
屋根のない空を見て しずくが生まれていった
選んだものを捨てていった 汚れた手を憎んで
泥まみれの生きる色 拭うことも出来ずにいる
そしてまたここにいる
そしてまたここで泣く
こんな塊が唱えた言葉に 誰を救えるんだろう
何を与えてやれるのだろう ああ
目を閉じたまま光に向かう
屋根のない空を見上げる
生まれたしずくの愛しさを知る
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