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美しい夜、残酷な朝
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作詞 トミノ |
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夜は彩り 美しき闇夜の舞台
ここはまるで別世界 夢幻の空間
明ける朝は残酷 ひとつの物語が終わりを告げる
一夜の春は消え 引きずり出されるは現実
あの世界にいれるならどんなに幸せだろう
そんな願望も光に消え…
夜は何故終わる? 朝は何故来る?
広がりしは美しい夜と残酷な朝
夢は朝に終わり また夜に始まる
夢の続きはいつも朝日に途切れ
美しい夜を飾るなら 太陽はまだ沈んでいてくれ
夢はまだ終わってはいないから
夜の遥か彼方 滲む星空はどれもどれも
一夜の出会いは朝と同時に別れとなる
夜は始まり 朝は終わり そんな想いがめぐり
太陽が沈み また美しい夜と月が現れる
涙落ちるはいつも朝 誰もが知っている残酷な朝
月と太陽は世界の果てで互いに交わる
無限の星空と ひとつの輝く月
彩る夜に さらに永遠の美しさを
そんな月と星も太陽が昇れば見えなくなり
星と月の美しさを太陽はまるで知らない
さんさんと照らす太陽よりも
夜を照らす淡い光がこの上なく美しい
夜の真ん中に佇んだ一夜限りの夢幻
まだ終わらないなら どうかどうか消えないで
朝日が射し込めば 所詮消えゆくから
誰も知らない夜と 誰もが知っている朝は
想いが薔薇に変わり またそれが想いに変わって
夜のワルツは 朝のロンドに変わりゆく
夢見がちな朝に 夢が見れる永遠の夜を
照らす月は 美しい夜にはお似合いで
残酷な朝には眩しすぎる程の太陽を
美しい夜 またどこかで出会いが始まって
残酷な朝 またどこかで別れがやってくる
それはもう 定められた運命なのだから…
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