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ある童話
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作詞 Y |
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純真熱心なアリは冬に備えて
せっせと食べ物を蓄えました
ぐうたらキリギリスはバレないように
アリのお家に火を放ちました
キリギリスは慌てるアリたちをよそに
食べ物をかすめ取ってしまいました
そんな時代 そんな世界
そんなご時世 そんな現実
今見えてるのはそんな世の中なんだよ
キリギリスは食べ物を持ち去る時に
お尻に点いた火に気付かぬままで
アリはキリギリスのお尻のコゲから
悪事を見破ってしまいました
アリたちは怯えるキリギリスをよそに
殺してしまうことにしました
そんな時代 そんな世界
そんなご時世 そんな現実
今起こりうるのはのはそんな世の中なんだよ
俺の人生ここまでなのかと
キリギリスは諦め絶望しました
そんな中でたった一匹のアリが
キリギリスを許そうと言いました
他のアリは心優しいアリをよそに
そのアリでさえも死刑としました
そんな時代 そんな世界
そんなご時世 そんな現実
この先ありえるのはそんな世の中なんだよ
だけどどんな人の心にも
キリギリスになりうる気持ちがあるはずさ
だけどどんな人の心にも
最後のアリになれる気持ちがあるはずさ
君自身は周りの視線を気にせずに
君自身に正直ならいいんだよ
これからを生きるのはそんな人たちなんだよ
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