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虹
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作詞 トモ |
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手にした小石が 落ちてしまった昼下がり
小さな水溜り 大きな音を立てて 僕の涙が落ちた
僕が今 こうして ここで 泣いているのに
君は今 どこかで 誰かと 笑い合っているんだろうな
僕らは別々の 個体
一緒だったら どんなによかっただろうね
君の痛みも 涙の理由も ふたりで背負って行けたのに
どうしても 別けてもらう手段が 見付からないんだ
何も知らないくせに そんな温かい声で話しかけないでくれよ
波紋が広がる 小さかったはずなのに
輪郭をなぞる時には こんなにも大きくなっていた
僕が今 こうして 顔を上げようとしているのに
君は今 どこかで 俯いてしまっているのかな
僕ら別々の 個体
一緒だったら どんなによかっただろうね
君の痛みも 涙の理由も ふたりで背負って行けたのに
僕らがもし 一緒だったなら
別れる日など来ないだろう でも 出会う日も無かったんだろうな
こうして君の元へ 駆けることも出来ないんだろうな
君の温もり 感じることが出来なかったんだろうな
僕の声を 届ける事も出来ないんだろうな
水がゆっくり静まって 僕らの頭の上 映し出す
君は気付いたかな ほら 虹が出ているよ
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