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大切なもの
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作詞 polca cat. |
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いつだったか 忘れてしまったけど
君が割れたグラスで作ってくれた ビー玉は
今もちゃんと引き出しの中で光ってる
昔 ブランコで作った 小さな傷は
いまも右ひざに残ってる
初めて作った眼鏡は 丸い形がひしゃげてしまった
12歳の自画像は 長い前髪から まっすぐ見つめていた
アルバムのくだらない写真には
ひとつひとつ名前をつけた
16歳の誕生日にもらった ちいさな指輪は
包装紙と一緒に 残してある
あの頃は どんな遠くの場所にも
自転車でこいでいけた
大きく見えた 父さんの背中が
いつの間にか 小さくなってた
お気に入りだった絵本は
2歳のいとこにあげた
君のために作った 短い歌は
いまも寝る前に歌ってる
映画で観た 4人乗りのボートを
この前 赤い橋から見つけた
食べれなかったセロリが 昨日は美味しく感じた。
電車の窓に映った姿が 今日だけ大人に見えた
庭の木は毎年実をつけた
いつも見上げる空の青は 好きなままでいた
靴底は かかとだけすり減った
大きくなっても泣き虫は治らなかった
だからいつも流す涙が しょっぱかった
今日は20歳の誕生日。
思い出も 涙も 全部とっておきたい・・・
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