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青春映画
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作詞 polca cat. |
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眠れなくてつけたテレビに
懐かしい風景がうつる
ボーリング場と
バイパスの音が混じる場所に住んだ
築30年の古びたアパート
財布には小銭しかなくて
まとうのは
見栄を張った派手な服
色とりどりの魚と泳ぐ
夢の中にいるようだった
若さと勢いしかない
それすらいまでは手に入らないのに
手の中にあるものより
誰かのものが羨ましかった
あの頃
もっと人を大切にしてれば
今もっと賑やかなはずだった
無邪気な言葉で
なぐった誰かの心は
今ごろ どうなっただろう
並んだはずの運命線は
一瞬交わって
遠くへ離れていった
あの出会いに意味はあるのか
この涙に価値があるのか
痛みがにじむ 思い出の東京
すべてを懐かしむだけ
見つめる視線は
日に日に角がなくなっていく
深夜のBS
落ち込んでる心に
青春映画は苦すぎた
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