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FLY AWAY
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作詞 鬼之子 |
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止め処なく流れ落ちるしたたかな泪は
夜空を飛ぶ鳥達に命を与える
囀る事さえも出来ない夜明けは
血を洗い流す水を与えられた 鳥籠の
優越感を感じた 先頭(さき)を走る鳥を
見失わないように 帰らないように
軽蔑な朝日を浴びて飛んだ
どれくらい走るの? 私でも分からないのに
遥か彼方 落ちた夜空 荒野の水溜り
止め処なく流れ落ちるしたたかな泪は
夜空を飛ぶ鳥達に夢を与え続ける
それでもまだ飛べない臆病な私に
優しさと脅迫の手を差し伸べて
苦しみを消した 笑顔は誰の為にあるの?
この身体に視線を感じる
ねぇ あなたは何時かは帰るのだろう
翼が折れたの気付かずに
止め処なく流れ落ちるしたたかな泪は
夜空を飛ぶ鳥達に命を与える
囀る事さえも出来ない夜明けは
血を洗い流す水を与えられた 鳥籠の
理由なんてない いつもあなたと
一緒にいたい ただそれだけで
手足の鎖 噛み千切って
嘴(くちびる)の中で血が流れ落ちる
何も出来ず 何も聞こえないほど弱い
私の声 小さく羽ばたく小鳥に
『ツヨクハバタクコトガナニヨリコワイ』と
寂しげな笑顔で背中(うしろ)を押した
止め処なく流れ落ちるしたたかな泪は
夜空を飛ぶ鳥達に夢を与え続ける
本気の恋も出来ないまま死ぬのは身勝手と
手を差し伸べてくれたあなたに失礼と
見えるわけない遥か彼方の夜空は
夢を叶えた鳥達の笑顔だけを迎えた
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