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DEPARTURE
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作詞 鬼之子 |
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少し危険な煙草を吸い干して
何食わぬ顔して行きましょうか
うるさいほどに街灯に群がる人達
別にあなた達に用はないからね
いつかこの街から出たかっただけだから
夜が更けてきた途端に見てはいけない案内人が
『此方(こちら)へどうぞ』と手を差し伸べて
無理矢理引き裂いて結び付けた
急に色々な事が頭の中を疾走(はし)って
何故か涙が零れていた 身体は消えていた
さよなら 誰に聞こえる?
もう届かない遠い場所に私は飛んでいるんでしょ
『神様残酷過ぎるよ』と嘆いてくれていた
天使は陰で嘲笑(わら)っていた
そうね 例えるならこの唄は
空に浮かぶ雲達に捧げる鎮魂曲(requiem)
無くしてしまった想い出はもう戻らないんでしょ
それはあなたから私が消えるのと同じなんでしょ
さよなら 誰に聞こえてる?
もう早すぎて此処が何処だか未だにわからない
『神様少しだけ見せてあげて』と願ってくれていた
天使は陰で嘲笑(わら)っていた
美しいほど見えない世界
それをずっと壊して来ているのよ あなた達は
それを教えようとしていたの? 神様
天使は頷き 手を差し伸べて
「そうね あなたに聞かせたかったのは
この愚かでも暖かい歌」でした
そうね 例えるならこの唄は
地上に散った星達に捧げる鎮魂曲(requiem)
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