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火葬
作詞 鬼之子
「すぐ帰って来る」と泣き喚くから言い聞かした
七つの子と母親を無理矢理引き裂いた 無能な阿呆鳥

「手を広げ願い続けよ」と戯言を言い散らす上級犯罪
貴様らが漏らした罪(みず)を塗られた壁の落書きは
『生など要らぬ』の走り書き...

そうね 実際見なければわかりやしない
豊かな時代(とき)を生きている 
蝋燭は消される事のない運命に弄(あそ)ばれて
手なんて足なんて無い 顔さえも醜いわよ?
それが今大切にしている人なら...悲鳴は聞かぬ!

砂は時間通りに警報と一緒に壊れた
大層お気に入りの要求 貴様等には到底無理だけど

そうね 大切な人が消えても他人事の様に振舞う
知らず知らず自分の灯を消しているとも知らずに
それを知っている夜光蝶は老樹に話しかけた
「あなたは今でも幸せですか?」と

赤い空は一瞬に涙で涸れた空になる
覚醒剤(くすり)を塗った織姫はいないはずの彦星を探す
親さえも殺める餓鬼共よ 此方(こっち)に引き摺り下ろしてあげようか?
今いる世界に不満があるなら

さあ 法螺吹き笛が鳴り響いている
さよなら けして口には出さなかった

掌で潰された夜光蝶の亡骸はとても綺麗な
琥珀色になって空に消えていった
俯いて泣いている少女は燃え盛る大樹に背中を任せて
けして顔を見せなかった

青い空が一瞬に灰色の煙に覆われて
日は高いのにもう地平は朱色の海
とばっちりを受けた私達の声は届かない
子さえも殺める親は樹海で腐り果ててしまえ
そして私の前に二度と顔を見せるな

赤いハンケチはゆらゆらと帰りを待つ人の下へ
茫漠に拡がる真っ赤な血は地中深く潜り込んで
蛍の光は尊い命を持て余して
今でも理解せぬ餓鬼共の耳元で囁け

…甘い罪(みつ)は如何ですか?…

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 火葬
公開日 2007/05/18
ジャンル その他
カテゴリ その他
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