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雨やどり
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作詞 創想屋 詩子 |
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今日もお空は良いお天気 なのに君は傘をぶら下げてる
かさばるから置いときなって それがないと不安なの?
忽然と雨が降り出した 僕をずぶ濡れにする一粒
肝心な時に傘は開かないまま 「役立たず!」雨音は飲み込んだ
仕方ないから雨やどり 道行く人と肩がぶつかった
あげく舌打ちされてカチンときたけ 怖そうな人だったから黙ってた
あああ
僕はあの雨にうたれても ちゃんと開いていけるかな
僕はこんな所で止むのを待って つまんない生き方だとつくづく思う
天気予報は当てにならない といいつつチェックする僕はなんだ!?
僕は傷付きやすいのさ! 僕なんてこんなもん!
そう言い聞かせるけど けど…何?
本当の雨に気づかないまま 深くついた染みは消えない
今日まで捨てずに抱きしめてきたあの日は やっぱり忘れた方がいいのかな?
あああ
僕に取り柄なんてあったっけな せいぜい優しいとかそんな感じだ
暗いニュースとか書類とか そういう嫌に大人びたモノ鞄につめて
止まない雨は僕の涙のようで
何もしないのが一番怖くて
僕は、現実じゃ有り得ないような想像をした
あああ、雨
せめて早く止めと願ったよ
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