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いまばなし
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| 作詞 蟻蛾 心 |
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はじまりはじまり ももたろう
爺さん 家庭菜園に水をやり
婆さん 近代文明の洗濯機
玄関 孫の太郎が来訪し
片手に桃持ってやって来ました
桃と太郎で…桃太郎って…
安直ですが…それしか浮かばなかった…
犬は近所の家のシロ
キジはよくあるゴシップ誌
猿は最近彼氏が出来た
やりたい盛りの姉ちゃんのオトコ
団子持ってたら奪われた
鬼みたいなおにいちゃん
両親が叱れば鬼退治
ハイ、これまさに現代風桃太郎
うっせい
黙って聞いてくれ 昔っていつの時代だよ
そんな疑問が働いて 無駄な知能が働いて
世間話をするように 時間ちょっとだけ割いて見て
最近思うのはいつも同じ 才能の花咲かせてみたい
はじまりはじまり うらしま!!
海岸で亀がいるわけもないし
ましてやいじめられるわけないし
助けたら亀がしゃべることなんて
天文学的数字でもないと思うんだ
ソレを言ったら…話は終わる…
だけど頑張る…だから聞いてね…
近所のガキにいじめられて
ドン亀と呼ばれて泣いてたら
優しい兄貴に助けられて
次の日水族館に行きました
まさにこの世の竜宮城？
鯛やひらめの舞い踊り？
イルカを操る乙姫様
帰りにもらったよ 玩具箱
そして時は流れ流れ年をとり
偶然見つけたあの日の箱
飽けて吃驚 懐かしいな
自分も歳をとったもんだな
今じゃ息子も結婚して家を出
婆さんも先に天へ逝ったし
たまに来る孫だけが愉しみだ
そんな爺さんの一生まるで浦島？
うっせい
黙って聞いてくれ 昔っていつの時代だよ
そんな疑問が働いて 無駄な知能が働いて
世間話をするように 時間ちょっとだけ割いて見て
最近思うのはいつも同じ 才能の花咲かせてみたい
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