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人にやさしく
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| 作詞 蟻蛾 心 |
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涙が落ちる音聞こえた 僕は聞こえないフリをした
助けを求める目をしてた 僕は見ないフリしていた
誰かが僕の横すり抜け 救いの手を差し伸べていた
傍観者気取りで黙って 一部始終を見続けた
悲しくて何かが弾けた 誰も知らないフリしてた
苦しくて声を出してみた 誰も僕を無視していた
誰かが僕のそばへ来て そのまま素通りしていった
助けてと叫んでみるけど 僕がまるでいないみたいに
世界は刻々時計の針 足早にただただ刻む秒針
僕があの日した事は こんなにも辛い思いだった
楽しげな声が風に乗り 僕は耳を澄まし聞いてた
いつの間にか夜になって 独りの怖さに泣いていた
そんな時子供が笑って 僕にキャンディーを差し出して
｢大丈夫｣なんて言うから 僕は何故だか泣いてしまって
誰かに優しくする事は 自分に優しくする事で
その優しさが胸にグッと 響いて音になり動き出す
この音が聞こえている限り この鼓動感じてる限り
僕はまだ生きてるって事と 繋がって朝を迎える
世界を進める時計の針 少し緩やかに進みだす
僕が今知った優しさは こんなにも温かい気持ち
目の前にある涙の行方は 明日の我が身だと知った僕
目の前にある涙の理由は 分からないけど…それでも
誰かを救うのは僕であり 僕を救うのは誰かであり
多くの人々が忘れてる そんな事すら覚えられず
世界に広げる小さな思い 透き通る心の和み
僕が今できる事がある それは人に優しくする事
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