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モトカノ〜黒ヤギと白ヤギ〜
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| 作詞 蟻蛾 心 |
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帰り道の並木道 突然のメールが届いた
僕は誰かも知らないで 読まずに消去をしてしまった
一体どちら様からの 手紙だったのかを考えて
もしかして…いや違うか？ 忘れてたモトカノ
別れた日に悲しくて アドレスを消したっけ…
うろ覚えでメールしてみた 届くわけないと思った
黒ヤギから白ヤギへ どういったご用件でしたか？
思い出して恋のときめき 再び始まりを抑えて
送信してから１時間後 白ヤギから黒ヤギへ
｢別にただ懐かしかったから 元気にしてるのかな？｣って
お見事正解ですね 突然のメールの正体
二人ともアドレス変えず あの頃のままでいたんだね
そうなるとこの想いは 文字じゃやりとりできなくて
もしかして…あるわけないか？ 未だ好きなモトカノ
別れたきっかけ探して 見当たらない答え
何かが割り込んだんじゃない わかるわけないと思った
黒ヤギから白ヤギへ 久々に遊びに行かないか？
送った瞬間胸の奥 熱い胸騒ぎに任せて
送信してから数十秒後 白ヤギから黒ヤギへ
｢別に私は構わないけど あなたは大丈夫？｣って
そりゃ彼女がいる事前提か？ 別れてから恋なんてなかった
多分いつも心のどっかで あの日々をまた…
黒ヤギから白ヤギへ 完成した文章を保存した
送れば後戻りはできない 自分の口で言わないと
再会から数時間後 帰る時間告げるベルの音
黒ヤギから白ヤギへ ｢件名：もしよければ｣
白ヤギから黒ヤギへ ｢Re:もしよければ…｣
答えは、イエス…。
黒ヤギから白ヤギへ ｢再びよろしくね｣
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