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鬱な織姫と彼女を好きな彦星
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作詞 蟻蛾 心 |
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「どこがロマンティックなの?」 君はそう言った
一年で一度しか会えないから
「どうせ浮気してんでしょ?」 君はそう返した
何を言っても無駄と知りながらも
短冊に乱雑に書かれた イベント用の竹の中
「野球選手になりたい」 「社長になりたい」
「今すぐ死にたい」 気のせいか君の名前
無数の消えない傷を手首に 見つけて僕は悲しくなる
どこまで鬱なんだよ? そんな女愛しちゃった僕
後悔はしてない
「皆楽しそうだね」 君はそう言った
少し笑う顔が何か可愛い
「いつまで笑ってられるかな?」 君は呟いた
それは僕らの関係も同じなの?
短冊に乱雑に書かれた イベント用の竹の中
「お嫁さんになりたい」 「玉の輿乗りたい」
「死体になりたい」 同じく君の名前
無数の消えない傷を手首に 押さえて君は寂しそう
どこまで鬱なんだよ? 僕は何もできないのかい?
教えてくれよ
もし 僕と君が 彦星と織姫だったとしたら
僕は一年で一度の日をきっと待ち望むよ
辛い思いしてでも 悲しい日々過ごしても
君を愛し続けれるから どうか
一人で泣くなよ 一人で抱え込むないで
僕がそばにいるから
無数の消えない傷の手首を 隠して君は笑いかける
鬱なんて飛ばせよ 僕も力になるから
笑っていてよ
そして生きると言ってよ
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