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孤独の星
作詞 KIMINOUTA
羽根を剥ぎ取られた人間がいた
地上へ真っ逆さまに墜ちてった人間は
胸の奥あった大切な物を無くしてしまった、
からっぽの心を、
また落としてしまわないよう、強く掴んだ

アルファルド
その名の意味は「孤独なもの」
遥か昔に名付けられたその存在を証明するものを
胸を張って名乗る事も許されず
その一つの枠の中に閉じ込められ
恐れられていたのは、覚えていた

同情はいらないと言って
独りは寂しくないよと笑ってみせた
孤独というたった一つの言葉に怯えるのは
弱い人間だからだ

泣いてみろ、といわれて
僕は笑った
笑ってみろ、といわれて
僕は笑った

雨が降ったとき、何気なく思ったんだ、
涙みたいに悲しいねって
晴れた後、何気なく思ったんだ、
笑顔によく似てるねって
雨が止んで空が晴れたとき、ふと思ったんだ、
涙の後の笑顔って、綺麗なんだねって

一つ一つ数えられるものの中で
偶然見付けられたものがある
人も花も星も雲も音もみんなみんな
誰かに愛されて此処まで来たんだろうって

もしかしたら自分も
誰かに救われ続けて生きてきたのかなって思った
笑ってくれたものや、側で泣いてくれたものに
ありがとうと、離さないであげたのだろうか
いつからか誰かに恐れられて、拒絶されるようになって
本当は自分も怯えていたんじゃないのか、

かわいそう、や
恐いやつだ、や
消えてくれ、や
役立たずめ、や

孤独、とか
笑顔、とか
傷跡、とか
同情、とか

偉くなんかなくて、
立派でもないんだよ、
答えでも無いのに、
本当でも無い
誰かを救ってやる事も
誰かに笑ってやれる事も出来ない
そんな無力な僕だけど
闇の中で微かに輝く事しか出来ない
孤独な僕だけど
真っ暗で淋しい世界を照らしてあげるよ、

誰にも気付かれなくてもいいんだ、
微かな僕だけど
せめて貴方の場所へこの光が届けば

僕は孤独じゃなくなるよ、

僕はまた羽根を取り戻して空に行けるよ
悲しい時は見上げてほしいんだ
アルファルト
貴方も孤独じゃないんだよ、

貴方も輝けるんだよ
悲しい事も苦しい事も
後悔も絶望もすべて貴方の一部として

貴方はやっと貴方になれるんだよ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 孤独の星
公開日 2007/08/11
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 「孤独なもの」という意味を持つ星、その名をアルファルトと言い、最大の星座うみへび座の一つ、でもその星の周りにははっきりとした星がほとんどありません、うみへびってあんまり好まれるものじゃ無いと思うんです、嫌われものでも、孤独でもちゃんと輝いているんだよ、僕も君も、そんな思いを重ねてつくりました、僕が夜空を見上げてた時見付けた色々な想い出が詰まってる僕の一番好きな星です、これで100作目なのですが、これからもよろしくおねがいします。
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