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吸収サウンド
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作詞 夢本 |
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君達はどこから生まれたの?
契られた白紙からひっそりと。
君達は風も当らぬ部屋の隅で
じっと立ち止まっては黙ってる
好きなように旅する事もできず
小さな象の餌食になるんだ
吸収サウンドに乗って
抵抗する隙も無く消えてゆく
吸収サウンドに恐れて
逃げ出す余裕も無いから
吸収サウンドに喰われて
初めて惨めさを痛感する
吸収サウンドうるさく
鳴り響いて、罪無き犠牲者を増やす
ゴミ箱の中のゴミ達よ
君らは人に命を託すの?
長い道辿って泣きながら
死刑される覚悟を決めてる
なんか物が捨てられなくなった
リサイクルも痛い手術なんだろ?
吸収サウンドを聞いて
「もう終わりか」と悟っている
吸収サウンドを知って
生まれたての子は怯えている
吸収サウンドは続く
惰性のまま勢い良く
吸収サウンド静かに
音を引いて、今日の作業を終わらす
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