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恋の歌
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作詞 希稜彩香 |
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恋の歌なんて恥ずかしくて
歌えるわけないだろう
最初はそう思っていたんだ
友達とみんなで映画行った
その中に笑顔で話しかける
アイツがいたんだ
特別に可愛いわけでもない
特別に美人でもない
でも笑うたびに浮かぶ
笑窪が妙に可愛い
何でだろう?
不思議な気持ちが
少しづつ湧いてきて
初めてだった
人を好きになったのが・・・
このときはまだ分からなかった
恋の歌なんて恥ずかしくて
歌えるわけないだろう
最初はそう思っていたんだ
違うクラスにいる
ってコトは知ってたけど
何組か分からなくて
全部のクラスを探し回った
その時後ろから名前を呼ぶ声
後ろ振り返れば
また笑顔で立ってる
「会えて嬉しい」
その意味がやっと
分かった気がする
だけど何故か
走ってアイツから離れた
ホントはもっと話したい
また遊びたいんだ
そんなこと言えない
意気地なし
そっと口ずさむ恋の歌ずっと
アイツに聞かれたくなくて
恥ずかしいわけじゃないんだ
ただ気持ち伝えそうになるのが怖かった
あれから毎日
アイツの姿見つけては
ジッと見てた
友達にからかわれた
話せるようにも
少しはなった
だけどアイツは
もういなくなるんだ
この月でアイツは
転校して行くんだから
最後に気持ち伝えようか迷い
気づけばもう来週にあっちに行ってしまう
お別れ会はクラスの人たちだけ
だからお別れ会の後にこっそり呼び出した
色んなコトを2人で話した
初めて出会った日
転校する学校のコト
だけど好きって言えなくて
分かれる間際にアイツから
手紙をもらった
「好きだよ、ありがとう」
たった1行
その1行見ただけ
何でこんなに涙溢れるんだろう
なんで最後に言えなかったんだろう
「好きだ」って「お前が好きだ」って
いつかアイツ聞こえるように歌うよ
素敵な恋の歌
恋の歌なんて恥ずかしくて
歌えるわけないだろう
最初はそう思っていたんだ
だけど今は毎日のように
アイツに響くように歌うんだ
思い出と伝えなかった気持ち
乗せて届けるアイツの耳まで
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