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歌舞伎座の恋
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作詞 幸猫 |
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金曜日の勤務時間 毎回来てくれる貴方
貴方は何故だか私を呼び 話をして帰って行く
それだけの関係 毎週の決まり事
私は指名されれば誰とも喋る 貴方とも喋る
貴方とは週にたった1度 だけど毎回来てくれる
そして私の些細な話すら笑って聞く
優しいだけの人 何をする事もなく帰る
そんなお客は珍しい 何もしない 話すだけ
そして金曜日 貴方は来ない 何故??
9時 10時 11時 12時…
貴方を思っていた 話相手には簡単な相槌
貴方を思って閉店時間 来てはくれなかった
そんな金曜日を過ごした私 貴方を想う
土曜日 日曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日
待ちに待った金曜日 貴方は来てくれた
『寂しかった??』何て聞くから 驚いた
貴方を見詰めて 唯 涙を流していた
泣くほど嬉しくて ちょっとだけ悔しくて
涙がとまってくれなかった
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