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鍵の空
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作詞 Z−WINE |
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我 独り身の時に
異なる嗜好の知己より
手渡されし電脳文庫
小馬鹿にしながらも
暇潰しにと
始む
作りこまれし背景
稚拙さを思いながらも
何故か懐かしさを感ずる
暖かみある画
そして胸打たるる
音
囀るは
鳥の詩
紡ぎだされるは
強き悲しき少女達の
千年の物語也
「夢」の後半で引き込まれ
「夏」に言葉を失い
「空」にて溢れるもの抑えられず
読み終えし後
暫く
放心状態となり
作為的なものは多少感じつつも
それでもこの感動は
まごうことなきもの
我 憑かれたように
別の媒体まで
買い漁る始末
追復曲 ひとつ 家族迄も
あれから月日も経ち
所帯も拵え
日常の忙しさに追われし身
二度と省みることも
ないだろうけれど
いつまでも
心に残りししらべ
青空
夏の影
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