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死について
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作詞 Z−WINE |
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安らかな死なんて
家族に看取られて
往生くらいしか
ねえんだよ
俺の嫁は精神科の看護婦なんだが
先日当直の時に患者が
首吊っていたそうだ
周りは悪臭が漂っていて大変だったらしい
目玉は今にも零れ落ちそうで
舌はまるで牛みたいで
糞も小便も垂れ流しで
首はろくろっ首のようで
次の日まで彼女は何も口にできなかった
何度も見てるけどやっぱたまったもんじゃないってさ
もうひとつ
俺の兄貴は地下鉄で働いてるんだが
幾度となく飛び込み自殺の
「後片付け」をしていたんだ
兄貴に言わせればそれは
首とか腕とか足とか胴体とか
原型をとどめていない
「肉の塊」が路面中に散らばっていて
それを拾い集めるんだ
中には綺麗に真っ二つになってるのも
あるらしい
最初はそりゃあキモくって
何度も吐きっ放しだったけど
いつしか何とも思わなくなったってさ
慣れって恐ろしいね
さて 本当にいるかどうかは知らないが
本気で死のうと思っている人
俺の話を聞いてどう思う?
自分自身を最後まで
こんなに惨めにしたいって
思うかい?
「それ」さえ
「奴ら」は
笑うかも
知れないんだぜ?
リスカで自分の血をみて生を感じるのは
否定しないよ
だけど脈だけは切るなよ
取り返しのつかない事になるから
(俺がサッシ窓ぶち割った時の怪我は
あと少しで脈を切ってしまってて
本当にヤバかったらしいw)
あと
死ぬ体験をしてみたいなら
バンジージャンプをやるといい
俺もやった事あるけど
あの一瞬はまさに
「死」を
味わえると思うよ
そして又
生まれ変わったつもりで
頑張る(頑張るって言葉が嫌いだっていう人がいたけど
「かたくなに我を張る」っていう解釈をしているよ俺は)
のもいいんじゃないの
なあんて
独身の時に死のうとした
俺が言える立場かっての!
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