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理念
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作詞 Z−WINE |
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「一寸先は闇」
一瞬先の夢
まるで「別物」
生産される忠実の傀儡
非生産的な生活にさえも
憧れ抱く事もありて
意味なんか無くても佳い
答えなんぞ無い方が佳いに決まってる
だけどもいつの間にか
求めてしまう
哀しき人間(ひと)の性(さが)
疲弊した精神を繫ぎ止める術は無いのか
啓蒙はどうなんだ
逡巡はもう嫌なのだ
実存的な虚構(エゴイズム)を
汲み取る事は許されるのか
___値しない___
そう 値しない
俺の人格は
俺の手によって
破壊されるのが
望ましい
傍若無人の
「諦念」の咽喉を
切り裂いて
俺の人格は
俺の手によって
創造されるのが
望ましい
「諦念」から流れ滴る血を
飲み乾して
「理念」へと
生まれ変わるべく
現実的な灰色の宇宙(そら)を見上げ
「俺は生きてる」と呟く
単純且つ愚鈍
この空々しさ
仰々しく
白々しく
いじましく
忌々しく
馬鹿馬鹿しく
それでも
それが
いとおしく
覚束無くも歩を進める
俺が俺である故に
これが俺である故に
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