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風になれたのだろうか
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作詞 Z−WINE |
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ある悲しい出来事をきっかけに
世界中に知れ渡った
詠み人知らずの「詩」
残される家族や恋人への
誠実で優しく暖かい想いが
人々の胸を打ち涙を誘った
だからこそ
「詩」のままで
そっとしておいてほしかったと思う
詠み人知らずのひたむきな想いとは裏腹に
沸いて出てくるのは私利私欲の虫
どんなに清らなる想いも
どんなに素晴らしい作品も
金が絡めば「商品」に成り下がる
一体どこのどなたがこの美しい詩を汚したのですか
この詩を作った人は商品になることを
果たして望んでいたのでしょうか
こういう風に感じるのは僕だけでしょうか
僕が偏屈なだけなのでしょうか
感動しない奴がさも冷酷であるかのように僕は言われた
その詩にあてた家族や恋人が
この詩が姿を変え形を変え世間に広められたことによって
潤っているのならば
僕は何も言わない
果てしなき想いを綴った詠み人よ
あなたは本当に
風になれたのですか?
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