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ち・み・ど・ろ まぁくん
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作詞 Z−WINE |
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その日彼は元気にでかけたんだ
元気に家の外へ遊びに出て行ったんだ
雨上がりの水溜り
スキップを繰り返し
この世の春を謳歌するかのように
覚えたての
TVヒーローの歌を
ハミングしながら
そんな彼に
それは つ・い・た
邪悪な塊
彼の無邪気は悪魔の餌食
待ち構えていたかのように
貪るようにまとわりついてゆく
彼は気付かずに
蝕まれていく
気付くことも無く
蝕まれてゆく
やがて日は暮れゆき
夕刻になっても彼は帰ってこない
いつもならもう帰ってくる頃なのに
陽は沈みゆき
約束の時をすぎても
彼は
帰ってこない
母親は苛立ちと不安を募らせてゆく
襲い来る
胸騒ぎ
いてもたってもいられず
彼女は駆け出す
慌しげに靴を履きドアノブをまわした
まさにそのとき
無事の帰宅を告げる
愛する我が子の声
心身ともに安堵する彼女
が
一瞬にして
それは
驚愕に変わる
愛する
息子の変わり果てた姿に
目をみはり
震える唇で
彼女は
絶叫をあげる
「キャーッ!!まぁくんっ!!」
「チミ、泥だらけだよっ!!」
彼女は興奮のあまりなまってしまった・・・・・・
ちみ、どろマーくん
おあとがよろしいようで・・・・
(ホラっぽいいつかの実話ですw・・・はい、すいませんでした)
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