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ブランコ
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作詞 CHICO |
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君の大好きな公園
あの頃の君は夕陽が沈みかけても
まだ帰ろうとはしなかったよね
一緒に作った砂のトンネル
たくさんの色で塗り分けられたジャングルジム
曲がりくねった錆びた滑り台
どれも大好きだったけど
やっぱりいつも最後は
ブランコ
だった
嫌がる僕に
その花咲く笑顔で
「押して」とせがむ
小さな足が
地面に長い跡をつけて
嬉しそうにはねる
少し強く押してみると
怖くなってないちゃったっけ
知ってた?
君が帰ったあと
こっそりブランコに乗ってたこと
その長い足跡をなぞってたこと
別にブランコが好きな訳じゃない
そう
ブランコに乗ってる君が
泣き虫の君が
君が
大好きだったんだ
あの公園は今はもう
マンションになって跡形もなくなっちゃった
けれど今でも僕には聞こえるよ
ブランコの軋む音
君の笑う声・・・
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