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卒業ライン
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作詞 ミサオ |
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一歩踏み出すその先には桃色の桜といつもと違う笑顔
「そんな事もあったね」って 忘れた振りしないで
写真の中青い空の下には紛れもない笑顔の自分が居た
空よりも高く 大地よりも深く
響き渡るあの唄には 聞き慣れたあの声には
小さくて大きい 沢山でいて少ない
切ない嗚咽が混じっていた
体の外側から内側へ流れてくる日常のメロディー
笑って 泣いて 怒った あの顔が
今体に流れ埋め尽くされていく
「心って何処にあるの?」 誰かに訊かれたのか訊いたのか
だけど今なら言える 心は体 全身だと
真っ赤になった鼻には春の匂い
髪で隠れた耳には終らない唄
感情が溢れそうで静かに目を閉じた
「どうして泣いてるの?」 悲しいのか嬉しいのか
そしてあなたは答えた 分からないと
規則どおりの髪には叱られた想い出
行儀知らずの足には汚れた靴
感謝しよう今日までの制服に
一歩踏み出すその先には「もう少し」って叫ぶ桜の蕾
君はまたこれからの人を迎えてこれからの笑顔に出会うんだね
あの日と違う桜の木を背に 一歩踏み出した
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