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Daydream
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作詞 コハル |
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儚い現実の中眠る僕は夢を見た。
笑われるような夢を見た。
君の手を引き歩くだけ、それだけの夢。
終わりもない、即ち始まりもない。
月光。悪夢。朝焼け。黄昏。そして月光。
古きよきロマンチズムすら謳えない。
吐き気がする。そう吐き捨てる僕がいる。
一番嫌いな吐き捨てる僕が。
おい、どこのどいつだよ!夢は叶うなんて言った奴。
おい、どこのどいつだよ!諦めたら負けなんて言った奴。
虚無という日常の中、一人の孤高の叫びか響く。
もしもの世界にしか君はいなくて
もしもの世界ですら抱きしめられず
もしもの世界でも僕は泣く。
もしもの世界で僕は泣く。
空回りの世界。胃痛の音だけが響く。
リアリズムは俺の心臓すら握りつぶす。
大嫌いなものさえない世界は色がない。
色がなければ、僕はいない。
なぁ、答えてくれよ!僕はどうしたらいいんだ。
なぁ、答えてくれよ!誰か、返事をくれよ!
羨望という名の自分を、切り捨てようとナイフをむけた。
もしもの世界は色がなく
もしもの世界は僕がいない。
もしもの世界に君はいても
もしもの世界に僕はいない。
もしこれが白昼夢だとして、君を抱きしめたのなら
嗚呼 君も僕ももしかしたら、蜃気楼と成り果てるのか
If you are not in the world of a what-if,
I give up a what-if and begin to walk.
There does not seem to be a meaning to be here other than you.
If there is not a meaning to be here, I try to begin to walk.
もしもの世界を切り捨てて僕は扉を蹴破った。
明け方の空に差し込む光に僕は飲まれず歩いていった。
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