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隠れ家
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作詞 羈絏 |
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筆舌に尽くし難い御涅を
馬鹿の一つ覚えの様に
何度も憤って 憤って
耳に胼胝が出来て仕舞う事実
ずっと溜まってく怒りで
自業自得の袋小路
毎度の様に知恵負けしてる
反省の余地すら儘ならないな
屹度 手立ては出来やしない
当たり前が普通じゃないから
虚しい話は一番
自分が得意気に言える物
迂闊に路頭に迷って
愚の骨頂の様な
貶められる前に隠れ蓑で
煮え滾る罵倒から逃げて
汚い夢を啜って
明日は我が身なんて
毎日の様に思う
加味し過ぎた塩
顔を顰めて舌を削る始末
抜け出すと言う如何様を
繰り返した所為か
見様見真似じゃ出来なくなった
方向音痴も好い加減だ
布団は執着 扉と喧嘩
善し悪しの詰まった水枕
寝返りも打てない程膨らんでは
破裂するのに恐れてる
嚔に鼾に涎に咳に
観念はしても死に切れない
着いて行けない日々を
また過ごさなければ行けないのか
代わり映えのしない蟠りを
一生スポンジで擦っている
扉越しで聞こえた言葉が
溜息を吐いて残念がる
迂闊に路頭に迷って
愚の骨頂の様な
貶められる前に隠れ蓑で
煮え滾る罵倒から逃げて
服も着れない鉛
明日が幾ら天候良くても
仕様が無いんだ
撫でられる感覚に
癒されてみたいだけだと
欲しかった物をくれても
今は喜べやしないの
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