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売る油
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作詞 羈絏 |
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今回許りは問屋が卸さない
鬱屈な言動に雪辱されて
草臥れ儲けじゃ沙汰が保てない
体を窄めて 躓顚な気に成るの
何時迄経っても
微温湯に浸かった気分で
削いだ自分の腐った場所
恐る恐る口にしても意味無いな
平気の平左なんて 言えた物だよな
鏡に映った魚は粗末な容姿を嫌った
夕餉は飽食な筈なのにさ
咳き込んでいる所為か味がしない
情景描写に飽きが来たら
多分終いの合図
卑屈で満たした瓶の中を
幾ら砂糖で誤魔化しても
愁傷だった事には変わりないと
狡猾に口減らしされてる
嫌がりたい事 嫌がらない事
放ったらかしで燻りきる前に
そんな鱈腹を割いて
何に成るって言うの
行き先変えても 何処行っても
際限が見付かりゃしないと
仕方が無いは如何しようも無いの
裏返しだってのを知ってる
見たくもない事 見る気がない事
遍いて全部蕩ける前に
憤る思いが袖を濡らして
色褪せんの
割烹料理を食えずに今日も
暮らしたって生き延びているからさ
詰まるところには誰かが
手を振り返してる
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