|
|
|
風鈴名残
|
作詞 笠間 温巳 |
|
蜩の鳴く 夕紅の空
窓際に飾った 風鈴が鳴る
夕涼み風 頬をなぞって
秋の気配が 身体に触れる
あんな嫌いな 夏の暑さも
今ではちょっと 名残惜しくて
燦然と 日差し浴びた
向日葵が 頭(こうべ)を垂らす
いつか また逢える
ように願って 空に
花火が打ち上がる
風に吹かれた 夏の終わり
毎日大切に 過ごしてきたけど
それでも足りない位で
沢山の心残り 残して
季節は秋を 迎えます
暑い真夏の 太陽の下
走り回った 時も忘れ
汗に塗れた 笑顔の奥で
逢えないでいる あなたを想う
夏が終われば また逢えるのに
ずっとあなたが 消えないでいる
夏祭り 聞こえる音色
楽し気な 声と鈴の音
もしも この中に
あなたがいたら なんて
想いを打ち上げて
風に吹かれて 過ぎる季節
思い出の数だけ 心がざわめき
一瞬でも輝いている
蛍のような夢を 残して
季節は秋に 染まってく
風に吹かれて 揺れる風鈴
心に鳴り響く 切ない音色が
まだ消えないで欲しくて
夏の夜空に想い を馳せて
季節は巡る
風に吹かれた 夏の終わり
毎日大切に 過ごしてきたけど
それでも足りない位で
沢山の心残り 残して
季節は秋を 迎えます
|
|
|