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バベルの塔とアーカーシャ
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作詞 あかさてな |
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嘗ての東京湾を埋め立てて
創建された新都市ネオ・トーキョー
其の中心部を特別行政区エリア・バビロンとして
全世界の司法・行政・交易・物流・勉学・芸術芸能・宇宙探査等の
中枢となるべく整備された区画で、更にその中心部には
地上高さ1483b、地下深度492bにもなるバベルの塔が聳え立ち
その内部には、最先端科学と最高峰の魔術、深遠なるオカルティズムの
融合に由って作られたスーパーコンピューターシステム「アーカーシャ」が
内蔵されており、ネオ・トーキョーを含めた日本全土を統括支配している
スーパーコンピューターシステム「アーカーシャ」は
西洋オカルティズムの根幹にあたるセフィロトの木を模して造られており
十のセフィラー(球体)の名を冠した十基のスーパーコンピューター
『ケテール(至福)』『コックマー(知恵)』『ビナー(理解)』『ケセド(慈悲)』
『ゲブラー(厳正)』『ティフェレト(美)』『ネツァフ(勝利)』『ホッド(栄光)』
『イェソド(基礎)』『マルクト(王国)』が、二十二の径(パス)によって繋がり
物理的世界(プライム・マテリアル・プレーン)はおろか
精気界(エーテリック・プレーン)、星幽界(アストラル・プレーン)の事象迄を
予測演算する、神への冒涜ともとれる恐るべきシステムである
十のセフィラーには其々アクセス出来る権限を持つ大天使の名を冠する者達
「メタトロン」「ラツィエル」「ザフキエル」「ザドキエル」「カマエル」
「ミカエル」「ハミエル(アウリエル)」「ラファエル」「ガブリエル」「サンダルフォン」
が居て、各々自分が担当するセフィラーの保守・整備・点検等を行って居る
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